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日本経営倫理学会

理念哲学研究部会

2016(平成28)年度研究部会報告

"研究部会 メンバー: 山本毅、宇佐神正明、遠藤梨栄、西藤輝、佐藤陽一、市川覚峯、辻井清吾、長塚皓右、西村晋、新川信洋、
青木崇、古山英二、望月雅和、緒賀正浩、佐藤 聡彦、伊東久美子、井上真由美、*村山元理、速水智子
増澤洋一 (*印は会長、年度末会員数 計 20 名)
研究部会 設立年月
1994(平成6)年3月
平成28年度 研究活動 報告
(第207回例会~  第217回例会)
例会の会場: 学士会館(4月~12月)、企業家ミュージアム(1~3月)
4月:昨年度の総括・今年度の運営方法。 宇佐神「金子武蔵『倫理学概論』(1957年)の示唆」 7名参加
5月:宇佐神:「経営倫理」定義の試みの検討。 8名参加
6月:宇佐神「20世紀後半の精神分析学の成果と和辻・金子の倫理学の意義」 5名参加
7月:宇佐神「20世紀における良心論」など、 村山「古山ペーパー」 5名参加
8月: 台風にて中止
9月:佐藤、古山、井上らの話題提供とディスカション。 8名参加 
10月: 村山「古山英二氏のライフヒストリー(再)」、「佐藤氏のライフヒストリー」、 辻井:「懐徳堂」概要、   9名参加
11月:村山「K銀マン・佐藤陽一さんの人生と哲学(後半)」、古山「ἐθίζω (ethizo)=moralis=customs  カントの「義務論」を巡っての考察―法学の基礎としての倫理学―」 6名参加
12月:辻井「懐徳堂」修正、古山「ライフヒストー」修正。 9名参加
1月:市川覚峰(日本経営道協会代表・千二百日行者)からの講演 9名参加
2月:宇佐神 『限界費用ゼロの社会―<モノのインターネット>と共有型経済の台頭』(ジェレミー・リフキン著, 柴田裕之訳、
NHK出版、2015年)の紹介。村山「南部塾での精神修養-学生を引率して10年」  8名参加
3月:辻井「石門心学」、市川覚峯:「コークの時代を拓いた高梨仁三郎」 6名参加。
研究成果 2016年度の成果
1)『21世紀の倫理』出版に向けて、目次の改定、原稿のための発表を繰り返し、以下の事項が主なる成果。
  ① 会員がそれぞれのテーマから「21世紀の経営倫理」への原稿を作成
  ② 21世紀における人類の課題とそこにおける日本の役割や地位について考察を深めた。
  ③宇佐神:倫理学とは何かを金子倫理学に遡って思考し直した。
  ④佐藤、古山のライフヒストリーの原稿を作成・検討
  ⑤辻井の懐徳堂、石門心学の原稿の作成・検討
  ⑥企業家ミュージアムを新たな例会会場として、市川氏の知見からも刺激を受ける。
平成29年度 研究活動 予定 2017年度の研究活動予定
一、上記『21世紀の〈経営の倫理〉』のための原稿を年度末までに集め、出版化へ
1)完成度の高い研究成果の原稿化
  各論のテーマを確定するに先立って、理念哲学部会の課題を踏まえたものとして、内容や論述等の
  完成度を各人の努力と、相互的検討を通して高めることが必要である。
二、経営倫理の主体と範囲の再確認
                                            以上