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日本経営倫理学会

ESG投資・SDGs研究部会

2016(平成28)年度研究部会報告

研究部会 メンバー: 小方信幸*、高橋浩夫、梅津光弘、林順一、大沼久美、岡本伊万里、小澤彩子、姜理恵、北島純、木下靖朗、近藤成径、櫻井功男、笹谷秀光、長谷川浩司、松山将之、森敦子、森田充 
(*印は会長 計17名)

研究部会 設立年月:2017年1月19日 (2016年9月19日、日本経営倫理学会第151回理事会にて設立承認)

平成28年度 研究活動 報告
第1回例会は、2017年1月19日(木曜日、18:30-19:30)に大手町ファイナンシャルシティ3階会議室で開催した。出席者は14名であった。梅津会長にご挨拶をいただいたのち、参加者全員が研究テーマなどに触れつつ自己紹介を行った。林幹事より、本研究部会の会則、研究方針などについて説明がなされ、全会一致でこれらを承認した。2017年3月16日(木曜日、18:30 - 20:00)に開催した第2回例会では、ニッセイ・アセット・マネジメントの林寿和氏をゲストスピーカーとしてお招きし、「ESG投資の対象となる日本企業の属性分析」 のテーマでご講演いただいた。林寿和氏はESGアナリストして実務の第一線で活躍される一方、証券アナリストジャーナルなどにESG投資に関する実証研究の論文を数多く発表されており、ESG投資の領域における第一人者である。ESG投資研究の初心者も多く参加していたので、今回はESG投資研究の入り口という位置づけで、林氏にはESG投資全般にわたる基本課題を分かり易くご説明いただいた。

研究成果
当研究部会は2017年1月に設立してから間もないので、メンバーによる実証研究の成果を発表するには至っていない。しかし、第2回例会では、ゲストスピーカーである林寿和氏から、ESG投資における実証研究の可能性についてもお話をいただき、当研究部会が目指すべき方向について貴重な示唆を示していただいた。

平成29年度 研究活動 予定
2017年度は隔月で例会を開催し、研究部会メンバーによる統計的手法を用いた実証研究および事例研究の成果を発表とする場とし、メンバー間での活発な議論を行うことを目指す。5月の第1回例会では、2名の報告者が統計的手法を用いた、ESG投資に関する実証研究の成果を発表する予定である。第2回例会以降は、若手研究者を中心に研究発表を行う予定である。