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日本経営倫理学会

企業行動研究部会

2016(平成28)年度研究部会報告

研究部会 メンバー(順不同): 秋山和久 安藤 顕 石川英男 井上真由美 岩倉秀雄 上原利夫 遠藤淳一 遠藤梨栄 大泉英隆 岡田佳男 岡本伊万里 加藤隆一 河口洋徳 北川則道 木下博生 熊本一夫  栗栖徳雄  桑山千恵子 剣持 隆 小池裕子 西藤輝 斎藤千恵美 酒井恒雄 櫻井功男 佐久間健 佐藤陽一 柴柳英二 鈴木啓充 瀬名敏夫 潜道文子 高橋太一 武谷 香 田村尚子 出口純輔 中島悟史 年那須一貴 西井寿里 西村秀美 根城泰 野瀬哲郎 野田賢介 長谷川忠 比賀江克之 樋口晴彦 肥後文雄 菱山隆二 平塚 直 古谷由紀子 古山英二 増岡泰彦 増澤洋一 増渕隆史 松尾 實 松本邦明 丸山千賀子 水野雄史 峰内謙一 宮川 準 宮澤直幸 山口謙吉 山中 裕 山本 洋 横舘久宜 吉村典久 川村正彦 永井郁敏 *勝田和行 (*印 部会長 計67名)

2016(平成28)年度研究活動 (カッコ内は発表者名と参加人数)
 4月 1 ヘルプライン(内部通報窓口)の現状と課題(河口)
 (13名) 2 "ガバナンス"ブーム、何か変?(峰内)
 5月 1 国際カルテルについて(佐久間)
 (13名) 2 パナマ文書、東芝問題資料について(佐藤)
 6月 1 パナマ文書について(佐藤)
 (18名) 2 三菱自動車データ改ざん(徳山)
 7月 1 「同一労働同一賃金」と非正規雇用の均等待遇(肥後)
 (17名) 2 書評「トーマス・セドラチェク『善と悪の経済学』東洋経済新報社」(峰内)
 8月 1 倫理独立第三者委員会の提案(佐久間)
 (15名) 2 東洋ゴム工業の性能偽装事件の事例研究(樋口)
 9月 1 東洋ゴム工業に関する報告(北川)
 (15名) 2 倫理独立第三者委員会についての意見交換(佐久間)
  3 マネーゲームと日本企業(虚業と実業)(野瀬)
 10月 1 フォルクスワーゲンスキャンダルからの決別(西藤)
 (22名) 2 日本型の経営倫理教育の在り方と文部科学省の教育改革について(増澤)
 11月 1 「もったいない」と「なりすまし」のパラドックス-日本的不祥事の深層を探る(北川)
 (18名) 2 文系のための技術者倫理研究会(BERC)でのアンケート結果について(平塚)
  3 PRIDE転じてARROGANCEとなる-三菱重工、豪華客船で大幅減益(古山)
 12月 1 プレシンギュラリティと暫定最適解-意思決定支援としてのエグゼクティブ・コーチングの役割(永井)
 (18名) 2 "Corporate Governance"ブーム、何か抜けているのでは?(峰内)
 1月 1 企業不祥事と組織風土改革-全酪連と雪印乳業のケースを踏まえて(岩倉)
 (16名) 2 創設70周年を迎えた経済同友会(西藤)
 2月 1 神道と日本人の生活、企業活動との関係について(峰内)
 (19名) 2 過重労働・過労死を考える(勝田)
 3月 1 プレミアム・フライデーについて語ろう:提案(上原)
 (11名)

当研究部会は、経営実務経験者が多く、実社会における具体的事例について倫理学の視点と経営的観点から幅広く考察・研究できるのが特色である。
研究成果 今年度は、パナマ文書(タックスヘイブン)、国際カルテルやフォルクスワーゲン、三菱自動車パナマ文書(タックスヘイブン)、国際カルテルやフォルクスワーゲン、三菱自動車の燃費偽装などの企業不祥事が相次ぐとともに、コーポレートガバナンスコードへの対応、働き方改革等が経営課題となる中で、具体的事例を中心に自由な課題設定と闊達な議論を行った。
研究成果は当学会の研究発表大会等での発表、論文作成、BERCとの連携活動に反映されている。 
なお、月例研究部会は各月1回、計12回開催された。
2017(平成29)年度は、続発する企業不祥事について新たな知見に基づく検討を行うとともに、新たな国際情勢、経営環境の下で、コーポレートガバナンスを含めた企業経営のあり方、経営倫理、CSR・ESG課題について幅広く考察、研究する予定である。
研究活動 また、昨年度に引き続き、各月の発表者・テーマを事前に提示するとともに、資料を予定 事前に配布することによって、論点の明確化と議論の深化を図ることとしている。