SDGsの言葉が経済界にも浸透して久しい。以前本欄でも触れたが、小生は一般社団法人SDGsとうほくの理事としても活動しながら、東北地域におけるSDGsの理念と取り組みの普及を図っている。
昨年、第3回目となる「とうほくSDGsアワード」を東北大学大学院経済学研究科との共催で開催した(後援:東北経済産業局、株式会社河北新報社、株式会社オルタナ)。5月から7月まで、東北6県でのSDGs取り組み事業を募集し、9月下旬、東北大学片平キャンパスにて、約30名(オンライン含む)の参加のもと表彰式を開催した。
青森から福島まで、総勢9本の応募事業があり、その中から厳正な審査の結果、大賞1本、優秀賞2本、奨励賞3本、審査員特別賞3本が選ばれた。各事業はサステナブルな森づくりや縄文文化の現代的意義の発信、SDGs教育の振興、資源循環、地方創生の取り組みなど、いずれも東北の課題に照らして表彰の価値ある事業と言えるものであった。
とうほくSDGsアワード2024入賞事業一覧
https://sites.google.com/view/tohoku-sdgs-award2024/nominate
翌朝の地元紙(河北新報)紙面にて表彰式の様子が伝えられた他、林政ニュースWEB版や受賞企業のプレスリリース等において本事業が紹介されるなどメディアでの反応も散見された。また表彰団体間での親睦の機会ともなり、東北地域におけるSDGsの機運の高まりにつながったといえる。
4年目を迎える本年は9月27日土曜午後、表彰式を本学(片平キャンパス)及びオンラインで開催予定である。関心をもたれた方はとうほくSDGsアワード2025(近日公開)のサイトをチェックの上、ぜひお越しまたはご視聴いただき、私たちの取り組みを応援いただけると嬉しく思う。
2025年4月4日
(東北大学大学院経済学研究科 准教授)